県内旅行記 / 長門市

鬱陶しくも風物詩ともいえる梅雨に入った水無月のころ、私たちは長門市へ行ってきました。
長門市の名所は数多く、全てを回る事はできませんでしたが、長門の魅力の一部を皆さんにお伝えいたします。
これを機会に、日本海に面した長門市のことを皆さんに知ってもらえればと思います。

author / ボウ





大寧寺

私たちが最初に立ち寄ったのが長門湯本温泉のすぐ近くにある大寧寺です。 大寧寺は1410年に開山した曹洞宗の寺院で、西海第一の法城と言われた名刹です。 大寧寺は、山口に栄華を極めた大内氏終焉の地としても知られています。 天文20年(1551)、大内義隆は謀反を起こした家臣の陶晴賢に大寧寺に追いつめられこの地で自刃しました。 大寧寺裏手の山腹には義隆以下一族や家臣らのお墓がひっそりと立ち並んでいました。 雨が降ったせいで、お墓への道が滑りやすくなっていて昇り降りに少し苦労しました。 お墓の周辺は静まり返り、荘厳な雰囲気に満ちていました。
大寧寺 大寧寺
境内には、大内義隆が顔を写して最期を悟ったと伝わる「姿見の池」、その時かぶとを掛けた「甲掛けの石」などが当時からは場所を変えながらも残っていました。 大寧寺川に架かる盤石橋は江戸時代前期のもので、山口県三奇矯の一つです。橋梁は一枚岩で作られており、横に経文が刻まれています。 この大寧寺は、春には桜、秋には紅葉と四季折々に彩られます。大寧寺と千本のぼりの奥には、長門豊川稲荷があります。 大寧寺から長門豊川稲荷への参道と、大寧寺川の間にある庭園は有名なお花見スポットで、春は花見客で賑うそうです。 湯本温泉のすぐ近くですので、温泉につかった後、春なら桜を、秋なら紅葉を楽しみながら散歩なんていうのもいいのではないでしょうか。

author / ボウ


波の橋立

未舗装の地面に車を停めると、そこは波の橋立でした。 海を左に、海岸線沿いに進んでいくと、右側に池のような地形があり、道はその間に。 途中まで行くと、右側の池が閉じ、水田になるという、不思議な情景が広がっていました。 調べてみたところによると、日本海の潮流の作用で小石と砂が直線状に堆積したもので、幅40m〜50m、長さ1300m、黒松の林からなる天然の堤防らしいです。 
波の橋立 波の橋立
手前の青海湖は、フナやコイなどが生息する淡水湖で、高山などからの湧き水が注ぎ込み、淡水化したものと考えられているようです。 最後には、駐車場と施設(お手洗いとシャワー)と周辺地図。 帰りには、メンバーによる噴水攻撃を受けました。 道のりは往復で…50分ぐらいかかったと思います。

author / 52omochi


麻羅観音

麻羅観音は、JR長門市駅からバス36分、または、俵山温泉バス停下車徒歩10分のところにあります。 麻羅観音の由来は、室町時代後期に中国地方一帯を治めていた大内義隆(おおうちよしたか)が家臣の陶晴賢(すえはるたか)によって攻められ、湯本温泉の大寧寺(たいねいじ)で自刃し、末子の歓寿丸が女装をして山中にかくまわれていたが、捕らえられこの地で殺され男児の証拠として男根を切られ持ち去られたことを里人が憐れんで社を建てたことといわれています。(石碑参照) 歴史の続きですが、謀叛を起こした陶晴賢はその後歴史の教科書でも有名な毛利元就と戦国三代奇襲戦の一つといわれた厳島の戦いで敗走、介錯の上自刃しました。 このような時代背景をもつ麻羅観音は、先ほどの話が派生して、強壮祈願・性病治療・夫婦円満・子宝成就・安産祈願をするために老若男女が訪れています。 その他に、寄進されたものがあちこちに設置されており、様々な材質で形作られています。 俵山温泉などで販売されているという奉納品に願い事を記入して納めるようになっており、奉納されている場所を見ると、参拝者の多さが実感できます。
麻羅観音 麻羅観音
車で行った私達は、山の中にひっそりとたたずむ麻羅観音を探すのに苦労しましたが、分かりやすい看板のおかげで到着できました。 麻羅観音の周辺も探索すると、きれいな渓流があり、その近くに祠のようなものを発見したので見てみると、そこにも子宝成就の言葉がありました。 これらから推測すると、元々この地に悪霊の侵入を防ぐ道祖神信仰があって、それにかぶさる様に先ほどの悲劇とあわせられたのが麻羅観音なのでしょう。 様々な説がありますが、歴史的にも深くつながりがある麻羅観音なので、近くを通った際に参拝してみてはどうですか?

author / うちわ


湯本温泉

ここは昔ながらの温泉街の雰囲気を漂わせる所です。 ここにある市営公衆浴場は入浴だけなら140円ととても安いです。 ただしタオル、シャンプー、などといったものはここでは貸し出ししていないので、買わなければなりません。 なのでこちらに寄るときはタオルとシャンプーなどは持ってきた方がいいでしょう。 この市営公衆浴場は礼湯と恩湯と二つの浴場があり、手前にある昔ながらの雰囲気を漂わせていて、ネオンで湯本温泉と書かれているほうが恩湯で、その裏にある坂を登った所にある比較的新しい建物が礼湯です。 まず恩湯の特徴は先程も述べたように昔ながらの雰囲気を漂わせています。そして奥にある礼湯に比べると湯の温度はぬるめとなっています。 夏の暑い時期に行くのでしたらあまり風呂上がりに汗をかくことがないので汗をあまりかきたくないのでしたらこちらのほうがいいかもしれません。 さらに恩湯のほうは浴槽が広く、とても深くなっています。 対して礼湯は建物が新しく、バリアフリーとなっています。 湯の温度も恩湯に比べて高く、熱い温泉に入りたいのであればこちらがいいでしょう。
湯本温泉 湯本温泉
足湯
ここには足湯もあります。足湯は公園の中と遊歩道にあり、公園の方にある足湯の方が遊歩道のものより広いです。 もちろん無料なので、訪れた際には行ってみてはどうでしょうか?

洗濯場
下には温泉を使った旧洗濯場があります。ここは昔は洗濯場として使われていたところがそのまま残っています。 温泉のすぐ目の前なので見てみてはいかがでしょうか?

アクセス : JR美祢線長門湯本駅より川沿い南へ徒歩10分
営業時間 : 恩湯6時〜23時(12月翌2月6時30分〜)、礼湯9時〜21時
休業日 : 恩湯第1火曜休、礼湯第3火曜休
入場料 : なし
料金 : 入浴料140円(12才以下60円)、休憩所100円(タオルやシャンプーなどは別料金です)
駐車場 : あり(無料)20台

author / モアイ

←BACK ↑TOP →HOME