県内旅行記 / 秋芳町

師走も末という時期に秋芳町へ行ってきました。
秋芳町といえば秋吉台ですが、今回はそれに限らず、他の名勝も見てきました。
秋吉台や秋芳洞、今回行った弁天池や樫の森など長い年月を掛けて自然が作り出した神秘の地、秋芳町へ皆さんもぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

author / ボウ





弁天池

別府弁天池は、秋吉台入り口から15分ほど車で走った所にあります。 弁天池は別府厳島神社の境内にあり、写真の通り透き通ったコバルトブルーの水が、神秘的な美しさを見せるカルスト地形特有の池です。 ここに湧くカルスト地形特有の湧き水は、カルシウムやナトリウムを多く含み、摂氏14度の透明度の高い水で、日本名水百選に選定されています。 また、この弁天池はかつて水不足に陥ったときに「弁財天を祭るべし」というお告げを受けてその後に発見されたという伝説があり、それに感謝する形で毎年別府念仏踊りが奉納されているそうです。
弁天池 弁天池
この池の水の近くには水汲み場があり、そこには「1杯飲めば1年、2杯飲めば2年長生きできます」 と書かれた看板がおいてあります。 ちなみに私は神社を拝む前に手を洗っただけで飲みませんでした。 さらに、神社の境内には秋芳町指定天然記念物の巨樹群があり、池と神社が作り出す神秘的な雰囲気に一役買っています。 後で知ったのですが、実は、この別府弁天池のすぐ近くには茶臼山城(ちゃうすやまじょう)という室町中期ごろの城の遺構があったそうで、城好きの私としてはここに行けなかった事は悔やんでも悔やみきれません。今度行く機会があれば、ぜひ行ってみたいと思います。

共和樫の森

ここ共和樫の森に行くのには本当に苦労させられました。間違って田んぼのあぜ道に入ったり。 何とか看板を見つけて入ってみると、森までの道がまったく整備されておらず、まさにオフロードでした。しかし、それだけの苦労をした甲斐はあったと思います。 写真からでも伝わるでしょうか。青景のイチイガシは全国で2番目の巨木で、高さ33m、幹部周囲7.6m、地面に沿った根元の周囲10.48m、枝の張りは東西へそれぞれ17m、南へ19m、北に16mという圧倒されるような大きさ。 この樫、実は国指定の天然記念物なんです。
共和樫の森 共和樫の森
樫の「森」という名前は、樹勢が旺盛で一見一株の樹とは見えなかったことから樫の森と呼ばれるようになったとか。 何でも、昔はこの森で猟をする際、この樹の下で相撲を取らなければ必ず不猟となったそうです。 今は少し寂れていて、最初は寂しい感じがしましたが、むしろこの方が森の中に悠然と佇んでいる樫の樹を見ることができるので、むしろ中途半端な整備などせず、このままであったほうが良いと感じました。

秋芳洞

秋吉台の地下100m、その南麓に東洋一の大鍾乳洞「秋芳洞」はあります。 ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の巨大な入り口が見えてきます。 洞内からの水は三段の滝となり、写真のように、飛沫を舞い上げながらコバルトブルーの川面へと流れ落ちて行きます。 洞内の観光コースは約1kmですが観光に開放されていないものを含むと総延長はなんと10km。 さらに、いまだ発見されていない洞窟も数多くあると言われています。
秋芳洞 秋芳洞
温度は四季を通じて17℃で一定。 夏は涼しく冬は温かく、冬の寒空の下でも快適に探勝できました。 洞窟の中は不思議な自然の造形の数々で変化に富み、私達は感嘆の声を上げてばかりでした。 写真の撮りすぎで、二台あるデジカメのうち、一台が電池切れになるほど写真を撮りましたが、ここに掲載できる写真は限られているので、そのすべてをお見せすることが出来ません。 是非是非ここに直接足を運んで、大自然が数万年の年月をかけて作り上げたこの秋芳洞を見に行ってください。

秋吉台

秋吉台は遥か昔、サンゴ礁として誕生しました。それから約3億5千万年を経て、ドリーネ(カルスト台地にあるすり鉢状の窪み)や鍾乳洞が発達した石灰岩から成る、壮大なカルスト台地となったのです。 この写真から、一体どれだけ秋吉台のの壮大さ、雄大さが伝えられるでしょうか?本当に見る者を圧倒するものがここにはあります。 秋芳洞を通り、山を登り、林を抜けたその先にこの風景が見えた時の感動はひとしおでした。 皆さんも、ここに来る際は車で直行するのではなく、ゆったりとした行程で歩いて回ったら、同じ感動が味わえるのではないかと思います。
秋吉台 秋吉台
ところでこの秋吉台は、四季によって様々な風景が味わえるのです。 春には新緑が芽生え、夏は青々と茂る草原となり、秋には鮮やかな紅葉、そして冬の雪景色と、全く違う秋吉台を見ることが出来ます。 また、秋吉台の中には長者ヶ森や地獄谷などの名所があり、さらに、お隣の美東町には大正洞や景清洞といった鍾乳洞もあります。 時間の都合上、今回は省いてしまいましたが、もし機会があれば、またこのような形でそちらも特集してみたいと考えています。
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